プログラミング的なSomething

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ITエンジニア(?)目線で生活・自転車・トレーニング話を綴ります

雪上ロードバイクで雪国でもトレーニングができてしまうのか?

関東は最近降雪があり、未だに路上には雪が残っています。こうなるとロードバイクで外に走りに行けず、ローラー台を攻めるしかなくなります。

関東ならまだ雪が溶けるのを待っていればいいのですが、北陸以北は雪が降ってしまうとロードバイクでの走行は夢のまた夢。多くは室内トレーニングに移行すると聞き及んでいましたので、実際はどうなのか調べてみると、雪上ロードバイクを提唱している方々のページを発見しました。

北海道雪上ロードバイクの会 - 雪道でスパイクタイヤを履いて行う自転車トレーニング

淡々とした語り口調で雪上ロードバイクについて語っているトップページからは、雪上ロードバイクは珍しいものではなく、しっかりとバイクを組めば(購入すれば)夏と同じトレーニングが積めると強い主張が感じられます。

同サイトには雪道を、ドロップハンドル付きのマウンテンバイクで高速で登り降り動画が掲載されています。

動画 - 北海道雪上ロードバイクの会

登りの力強さ、ダウンヒルでカーブに入る速度は圧巻です。夏と何ら遜色ありません。サイトにもありますが、雪上ロードバイクはオフロード仕様でなく、あくまで除雪されたオンロードを通るものと記述があります。それゆえ、夏と変わらぬ走行が可能なのでしょう。

こうなると冬にトレーニングできないことに全く言い訳ができません。しかも関東に住んでいる自分、全くダメダメですな。

雪上ロードバイクはどこを走れるのか

私は雪国の産まれなので、除雪された道のアゼの湿り気や重さ、自動車が踏み固めたアイスバーンの状態を知ってはいます。そこからの想像でしかありませんが、雪上ロードバイクは平地では消雪パイプに悩まされそうです。

消雪パイプとは、道路の真ん中に水が吹き出す口を設け、道に積もる雪を溶かす装置です。

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-bf-06/onon_2/folder/938489/97/23134597/img_0

雪国の平地ではこの消雪パイプが水を吹き出していますので、ドロップハンドルの雪上ロードバイクにはちと辛いかもしれません。一方の北海道は地面の底まで凍ってしまうため、消雪パイプは設置されておらず、水をたっぷり吸った雪を相手にする必要がない点、雪上ロードバイクに良い環境と言えます。

しかし北陸地方でも山道や農道、街から少し外れた場所では消雪パイプも通っていませんので、雪上ロードバイクの格好の舞台になりそうです。私の地元でも、山道は消雪パイプは通っておらず、北海道の山道に近い環境が広がっています。平地を避けさえすれば、雪国の冬もトレーニングを積めそうです。サイトのFAQsには雪上ロードバイクを疑問視する意見も散見されましたが、道と道具さえ選べば現実的に走行できると思われます。

ああ、マウンテンバイクでいいから雪道を走ってみたい!雪上ロードバイクのサイトには綺麗な雪景色のなかを走るバイクの写真が沢山載っていて、自分も思わず走ってみたくなります。マウンテンバイク、いいなぁ……。