タニタとオムロンどのメーカーのどの体重計(体組成計)が良いか比較!
体組成計を求めて
今使っている体重計の使い勝手が悪いのと、体脂肪の計測にブレが生じがちだったので、新しい体重計を探しまわっていました。今回は購入にあたって調べたことをまとめます。
前提:筆者が求める体組成計(体重計)
まず、製品選定にあたっての個人的な目的です。
- 体脂肪の値が正確に算出されること
- 安価であること
以上2点が製品選定の条件になります。人によってはここに「スマートフォン連携」や「体重データのSDカード保存」、「〇〇日間のデータをグラフ表示」などが追加されると思われます。
しかし今回、筆者はあえてそれらの条件を外しました。スマートフォン連携の多くがBluetoothで、ペアリングがもたつくといったレビューがあったり、SDカードで保存された情報はWindows専用アプリケーションでしか確認できないなど、使う前からストレスを感じそうな要因が散見されたのが原因です。
毎日使う製品なので、ストレス要因はできるだけ避けておくのも重要だと考えます。
メーカーの選定
Amazonの売上ランキングを見るに、タニタとオムロンの二強体制であることがわかります。実際の製品シェアもその二社が圧倒的なのでこの二社の比較から入ります。
測定テクノロジーの比較
筆者の目的には「体脂肪の値が正確に算出されること」が重要な要素でしたので、二社の測定テクノロジーの比較は絶対条件でした。これは二社のサイト内で情報量が全く違いました。
タニタは一般的な測定テクノロジーであるインピーダンス法を一歩進めた「リアクタンステクノロジー」「マルチ周波数測定」を導入と大きく掲載
体重体組成計の測定原理 | 商品情報 | オムロン ヘルスケア
実際の製品説明にも、オムロンは測定テクノロジーの優位性を宣伝しているものはなく、筆者の「体脂肪の値が正確に算出されること」の欲求はタニタが満たしてくれることが明確になりました。
オムロンはWi-Fiなどのデータ連携機能が強みっぽいですが、より正確な値を出して欲しいという筆者の価値観とは合わなかったのでタニタの製品を選ぶことに決定です。
タニタの測定テクノロジー比較
体組成計の測定テクノロジーを一覧化しました。
測定技術 | 内容 | 導入製品 | 価格帯 |
---|---|---|---|
インピーダンス法 | 電気を通しての脂肪測定(一般的な技術) | 市場の殆どの製品 | 数千円〜 |
リアクタンステクノロジー | インピーダンス法の進化形 | タニタ製品 | 4,5千円〜 |
デュアル周波数測定 | リアクタンステクノロジーのみより精度が上昇 | タニタ製品 | 1〜2万円 |
マルチ周波数測定 | デュアル周波数測定の進化系 | 業務用 | 業務向けのため超高額 |
価格帯はあくまで参考となります。
低価格帯と書いている製品でも、付加価値(スマホ連携など)を付けることで中〜高価格帯にまで引き上げられることがあります。誰しも「より正確な体脂肪の値」だけで製品を選ぶわけではないから自然なことですね。
ここまで比較した時点で、リアクタンステクノロジーが導入されている製品を選ぶことに決めました。筆者がおすすめの低価格帯リアクタンステクノロジー導入製品はこれです。
タニタ 体組成計 インナースキャン50 BC-313-WH(パールホワイト) 最小表示50g/乗るピタ機能で簡単測定
- 出版社/メーカー: タニタ(TANITA)
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
5000円以下の価格というのがGood。測定するだけであれば十分過ぎる機能を有していると言えます。乗る人を見分ける機能といったある程度の付加価値も付いているのも美点です。
ではハイエンドモデルはと言うと……。
タニタ 体組成計 インナースキャンデュアル RD-901-BK(ブラック) iPhoneアプリで健康管理/最小表示50g
- 出版社/メーカー: タニタ(TANITA)
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログ (1件) を見る
デュアル周波数測定機能付き製品は1万円を超えてきます。しかもこの製品はiPhone限定ではあるもののデータ連携が可能。より正確な測定ができる上、高付加価値です。懐に余裕があればこちらでしょうな。
タニタ 体組成計 インナースキャンデュアル RD-903-BK(ブラック) 世界初の筋質点数表示/最小表示50g/iPhone・Androidアプリで健康管理
- 出版社/メーカー: タニタ(TANITA)
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
さらに上の製品になると、筋肉の質に得点を付けるという超高付加価値が付きます。機能・付加価値ともに、現在の市場では最高品質ではないでしょうか。臨時収入があればこちらでしょうな。
補足(デュアル周波数測定)
デュアル周波数は過去、業務向け製品で使用されていた技術になります。よって、古い測定機材を使っているジムで測るのと、RD-901といったハイエンドモデルで測る結果は、似たり寄ったりになるはずです。ハイエンドモデルはそのくらい信頼性があると言えます。
まとめ
- 測定テクノロジーで比較するならメーカーはタニタがおすすめ(付加価値ならオムロン)
- タニタの製品のなかでもリアクタンステクノロジー採用製品以上がおすすめ
- タニタのハイエンドモデルは高品質モデルと高付加価値モデルで悩むべし
筆者見解ではタニタのリアクタンステクノロジー導入以上の製品を選ぶのがおすすめ。全人類に言えることですが、結局は懐具合と求める機能が合致するラインの見極めになるので、いっぱい悩んで選びましょう。